舞台「誰かが彼女を知っている」

演劇ユニット100点un・チョイス!「誰かが彼女を知っている」於:赤坂RED/THEATER、2019/8/16ソワレ

一日夏休みが取れたので急遽チケットを確保。

長く同棲したカップルの片割れの女性が、ある日失踪する。男だけ残された部屋に次々と訪れる、彼女の同僚、きょうだい、隣人、刑事、さらに保険の営業に記者。はたして彼女の失踪の真相は。
基本的にシリアスな会話劇が二時間続くのだが、時々空気を壊す存在として若い刑事・江藤と隣の中年男・流川、上の階のキャバ嬢・玲奈が乱入してくる。特に江藤役・川隅美慎さん、空気を読まない鬱陶しさと使えなさをあそこまで演じられるのはお見事。流川役はイジリー岡田さんで、イベントの司会などは何度も生で見ているが、演技しているところを見たのは多分初めて。演劇ユニットを率いている人だけあってさすがに上手い。あと「弟」の演技の切り替えもお見事。
脚本の組み立てが緻密で、終盤も終盤になってから序盤の細かい伏線や兆しや嘘に気づく。途中までの自分の推理はかすってもいなかった。できれば二回見たかった作品。

それにしても後味の悪い終わり方。こういうの嫌いじゃない。