山下菜美子プロデュース「漂白剤」 於:テアトルBONBON
浴槽に横たわる「先生」と暮らす女を、栗生みな、中野裕理、相笠萌、佐藤仁美の四人のキャストが演じる約40分間の一人芝居。
自分は5/16 20時(相笠萌)・5/18 13時(相笠萌)・5/18 17時(栗生みな)
の三回観劇。おなじ脚本、演出なのに相笠回と栗生回では「私」の醸し出す気配がガラリと変わる。
40分間、客席の咳どころか物音ひとつも許されないような緊迫感ある作品で、最初から最後まで静かにピンと張り詰めた、あんな客席は経験がない。
できれば全キャスト分見たかったが、見る側の精神的な負荷も相当高く二人分までで断念。
わかりやすく「先生」は浴槽の中でもう死んでいるのだが、個人的にはあえてこういう解釈をしている。
#漂白剤 個人的な性癖に基づく考察。
「私」が殺したと思っている「先生」は実はまだ絶命してなくて、身動きは取れないけどまたかすかに意識がある(だからヒゲの伸びも早い)。
実はその状態での***や**どばどばやら、というのを浴槽の中視点に置き換えて毎回体験していたから、猛烈に消耗した。— ataru@ぶちかました13期 (@ataru_mix) 2019年5月19日
相笠萌は「吸って吐く」と「漂白剤」で役者の階段を一気に二段くらい登った印象。