舞台「朝日に願え」

2020/1/5 朝劇銀座「朝日に願え」(studio marilyn)
脳死状態となったスナックのママの延命治療を続けるかどうかを巡る、ママの息子、チーママ、男女の常連客、計四人での会話劇。 ロングラン公演が決まったようなので、今のうちにネタバレにならない感想をあげておく。
谷碧仁さん脚本だけあって人物造形がリアルで、特に(「ビジネス」の村上もだったが)自分の考えを押し付けようとするタイプの浩司は絶妙にイラッとさせる。
延命治療に対して一番優柔不断な実の息子朔太郎役の田名瀬偉年さん、「吸って吐く」でのDVから二重人格になった哲人も「本当にそういう人」に見えたが、今作でも「そういう人」にしか見えない入り方。
実際の高級クラブの店内を朝だけ借りて行われる朝劇銀座には独特のリアリティがあるが、今回は特に店の設備であるカラオケの使い方が上手い。
真由役の栗生みなさん、昨年末の週末には朝にこれをやってからの「純血の女王」2公演をやっていたわけで、いくら演技とはいえ感情の振り幅……。

50分程度の小品とは思えない濃密な作品で、見終わった後ため息。
自分だったら、医療費が続く限りは結論を先延ばしにするんだろうなあ。

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