舞台「マジムリ学園」

於:日本青年館、2018/10/20マチネ

とりあえず自分のツイートのまとめを。まだ始まったばかりなので、スジに触れている部分はある程度除外して。

駅から客席までの時間が思ったより掛かるので、これからご覧になる人はお気をつけください、退勤後の平日ソワレとか特に!

序盤の主題歌の歌唱が一番はドラマ版からの主役の小栗有以メイン、二番は岡田奈々メインだったのだが、岡田奈々が歌いだした瞬間に空気が変わるのを実感。
マジすか学園シリーズや豆腐プロレスなどAKB48のドラマにほぼ皆勤の横山由依はさすがに経験値が違う。出てるとシーンが締まる。
ドラマ版は登場人物を入れすぎ、話のペース配分に失敗して後半が破綻した感じがあったけど、丸尾氏は元々舞台の脚本家だけあって二時間ならきれいに収めてくる。

ダブル主演の片割れの岡田奈々という人は、もともと生真面目なのに人たらしで各所の同業者にファンが多いという妙な特性があるのだけど、それが闇堕ちして力を欲したらこうなるであろうか、という的確な人物造形。この配役だけで成功している。というか、アイドル舞台じゃないもっといろんな舞台で見たい力量を秘めている人。宮本亜門さんオファーお待ちしております。
岩立沙穂さん、普段はブリブリのアイドル指向に見せてるくせに実はミュージカル経験があってちゃんと声が出せたり、いい腹筋とふくらはぎしてたりするので、今回のキャスティングはこれも絶妙。

神志那結衣さん、女性だけど長身イケメン顔でとにかく立ち姿が絵になる(これも一つの才能)のと芝居センスもあるので、彼女も他の舞台で見たい一人。

山内瑞葵はAKB48加入前にうまい舞台子役として現場で見ていたので、アイドルになった時には本当に驚きました。

「マジすか学園」シリーズは当初自虐的に「学芸会」を名乗っていたようにアイドルのドラマならではのズルを使って話をドライブしていたのだけど、その中から秋元才加・松井玲奈・川栄李奈のような本物が何人か出てきた。「マジムリ学園」ではより正攻法で作ろうとしたらいろいろ足りなかった感があるけど、舞台版ではそれがちょうどいいバランスになっていたと思う。

あ、この作品、本編終演後にちょっとライブがあります。

付記・出演者の外部舞台経験:

小栗有以:なし
岡田奈々:なし
岡部麟:大人のカフェ「3歩進んで2歩シャガール」
向井地美音:なし
倉野尾成美:なし
山内瑞葵:「ライオンキング」はじめ出演多数
髙橋彩音:「OH! MY GOD! 2018」、「ダンスレボリューション~ホントのワタシ~」
馬嘉伶:なし
武藤十夢:「BLACK10・改」
福岡聖菜:「僕らの深夜高速」、「小さな結婚式」、「MOON&DAY〜うちのタマ知りませんか?〜」
岩立沙穂:音楽劇「赤毛のアン」
佐々木優佳里:「おおばかもの〜みにくいアヒルのプリンシパル〜」
太田奈緒:「上野パンダ島ビキニーズ『マイナス2.5』」、「殺しのリハーサル」
谷口めぐ:なし
小田えりな:「神ノ牙-JINGA-」(2019年予定)
神志那結衣:「魔法先生ネギま!」
横山由依:なし

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